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公式LINEだけじゃ不十分?LINE広告の効果的な使い方とは!

多くの企業が顧客とのコミュニケーション手段として公式LINE を活用していますが、LINE広告を組み合わせることで、さらに効果的なマーケティングが可能となります。

本記事では、LINE広告の基本から活用方法、そして公式LINEとの連携によるメリットまでを詳しく解説します!

目次

LINE広告とは?

LINE広告とは、月間9,700万人(2024年9月末時点)が利用するLINEのプラットフォーム上で、企業やブランドがターゲットユーザーに広告を配信できるサービスです。

LINEは、日本国内で最も利用されているコミュニケーションツールの一つであり、LINE広告を活用することで、他の広告プラットフォームではリーチできない層にも効果的にアプローチできます。

また、LINE広告はGoogle広告やFacebook広告と同様に、運用型広告の形式を採用しており、予算やターゲティングの最適化をリアルタイムで調整できる点も特徴です。
「1クリックあたりの単価(CPC)」や「コンバージョン単価(CPA)」を抑えつつ、効率的な運用が可能な点も、多くの企業が導入している理由の一つです。

LINE広告の特徴とメリット

1.幅広いユーザー層へのリーチ

LINEは10代から60代以上まで幅広い層に利用されているプラットフォームであり、月間9,700万人(2024年9月末時点)に届く圧倒的なリーチ力が強みで、日本国内のスマートフォンユーザーのほぼ全てにリーチ可能です。
特に、他のSNSを利用しないユーザー層にも広告を配信できるため、これまでオンライン広告でリーチできなかった潜在顧客へのアプローチが可能です。

参照:https://www.linebiz.com/jp/service/line-ads

また、LINEは日常生活の一部として利用されているため、FacebookやInstagramのようなSNS広告と比較しても、ユーザーのエンゲージメントが高いことが特徴です。
特に、トークリスト広告などは、ユーザーが友人や家族との会話の流れの中で広告を目にするため、高いクリック率(CTR)を期待できます。

さらに、LINE広告は広告ブロックの影響を受けにくいため、他のWeb広告と比較して確実にリーチしやすい点もメリットです。

2.柔軟な予算設定

LINE広告には決まった料金や初期費用がなく、1日あたりの広告予算を自由に設定でき、少額からでも運用可能です。

LINE広告では、3つの課金方式 があり、広告の目的やターゲットに応じて選択できます。

  1. クリック課金(CPC)
    • ユーザーが広告をクリックした時に課金される方式
    • 手動入札:¥24〜 / 自動入札:¥36〜
    • 購入やWebサイト誘導を目的とした広告に最適
  1. インプレッション課金(CPM)
    • 広告が1,000回表示された時に課金される方式
    • 手動入札:¥200 / 1,000インプレッション
    • 幅広い認知拡大を狙いたい場合におすすめ
  1. 友だち追加ごとの課金
    • 友だち1人追加ごとに課金される方式
    • 手動入札:¥50〜 / 自動入札:¥75〜
    • 公式LINEの友だち数を増やしたい場合に効果的

参照:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-ads/price/

さらに、LINE広告では上限金額も事前に設定することが可能なため、無駄なコストを抑えながら運用できます。また、広告配信後でも予算の変更ができるため、効果を見ながら柔軟に対応できるのも大きなメリットです。

目的に合わせた課金方式を選び、効果的にLINE広告を活用しましょう!

3.高精度なターゲティング

LINE広告では、ユーザーの年齢、性別、地域、興味関心、行動履歴などのデータを活用した高度なターゲティングが可能です。

例えば、以下のようなターゲティングが設定できます。

オーディエンス配信

オーディエンス配信とは広告配信の効率を高めるためのターゲティング設定の一つです。
サイト訪問履歴やアプリ内の行動データ、LINE公式アカウントの友だち情報、保有するカスタマーデータを活用して広告を配信できます。

LINE広告の管理画面では、広告配信の精度を高めるために、以下のオーディエンスを作成できます。

・ウェブトラフィックオーディエンス
・バイルアプリオーディエンス
・IDFA/AAIDアップロード

・電話番号アップロード
・メールアドレスアップロード
 etc…

この他にも、LINE広告ではさまざまなオーディエンスを作成できます。詳しくは、LINEヤフー社の公式マニュアル をご参照ください。

参照:https://www.lycbiz.com/jp/manual/line-ads/tracking_006/

オーディエンスセグメント配信

LINE広告では、ユーザーの特性や行動履歴に基づいたオーディエンスセグメント配信を活用できます。
広告をより適切なターゲットに届けるため、以下のようなカテゴリでユーザーを分類しています。

基本属性:性別、年齢、地域、配偶者、子供、職業、携帯キャリア、推定年収など
趣味・関心:ゲーム、デジタル機器、家電、スポーツなど
購買意向:自転車、美容・コスメ、暮らし・子育てファッションなど
購買経験:ドラッグストア、飲食店、インテリアショップなど

※これらのオーディエンスデータは、LINEファミリーサービスでユーザーが登録した基本情報(性別・年齢・エリアなど)や、LINE内での行動履歴、コンテンツ閲覧傾向、広告接触データをもとに推測される「みなし属性」 を活用し、個人を特定せずに分類されています。

このようにユーザーの属性を絞ることで、適切なターゲットに効果的にアプローチできるのがメリットです!

ただし、訴求する商材に合わせた年齢・性別を設定する際は、最初から範囲を狭めすぎないことが重要です。やや広めのターゲット層からスタートすることで、商材と相性の良いユーザーに幅広くリーチでき、潜在的な顧客の取りこぼしを防ぐことができます。

一方で、ターゲットを過度に絞り込んでしまうと、適したユーザー層に広告が届かず、結果的に機会損失につながる可能性があります。まずは広めの設定で開始し、広告のデータを分析しながら、効果の高い層へ調整していくのが理想的な運用方法です。

類似配信

類似配信は、既存のオーディエンスと共通点の多いユーザーを見つけ出し、ターゲットの範囲を広げる手法です。これにより、広告のリーチを拡大しながら、関心の高い層へ効率的にアプローチできます。

類似度が高い(1%に近い) :オーディエンスの特徴と一致する可能性が高いため、アクションの確度が上がりますが、対象ユーザーの母数は少なくなります。

類似度が低い(15%に近い) :より多くのユーザーにリーチできますが、オーディエンスの精度は低下し、アクションの確度は下がる傾向があります。

設定方法は手動または自動から選べます。手動では1%〜15%の範囲で任意の類似度を設定でき、自動設定では最適なパフォーマンスが得られるよう、システムが自動的にオーディエンスサイズを調整します。

適切な類似度を選択することで、ターゲットに最適な広告配信を実現できます。

4.多様な広告配信面

LINE広告は、ユーザーが日常的に利用するさまざまな場面で広告を表示できます。これにより、広告の視認性が高まり、効果的な広告配信が可能です。LINE広告は、LINEアプリのなかで最もユーザー数が多いトークリストなど、計16の配信面に広告を掲載できます。

ここからは、LINE広告の配信面の例をご紹介します!

ホーム(ホームタブの中間部や最下部に表示)

トークリスト(友だちリストの最上部に表示)

LINE NEWS(ニュース記事の間に表示)

LINE VOOM(動画投稿フィード内に表示)

ウォレット(ウォレットタブの中間部や最下部に表示)

LINEスタンプショップ(LINEスタンプショップ画面内の中間部に表示)

特に、トークリストに表示される広告は、ユーザーの目に触れやすく、開封率も高い傾向にあります。

また、LINE VOOMの広告は動画広告フォーマットとして効果的で、商品やサービスの魅力を直感的に伝えるのに適しています。

このように、ターゲットの行動に合わせた広告配信ができるため、単に露出を増やすだけでなく、コンバージョン率(CVR)を向上させることができます。

この他にも、LINE広告はさまざまな配信面に対応しています。詳しくは下記の公式サイトをご覧ください。

参照:https://www.lycbiz.com/jp/service/line-ads/media/

公式LINEとLINE広告の連携による効果

公式LINEは、企業と顧客が直接コミュニケーションを取れる便利なツールですが、LINE広告と組み合わせることで、より高いマーケティング効果を発揮します。

ここでは、LINE広告と公式LINEを連携させることで得られる具体的なメリットを解説します!

1.新規顧客の獲得

LINE広告を活用することで、公式LINEの「友だち追加」を促進し、より多くの新規顧客を獲得 できます。広告を見たユーザーがワンタップで「友だち追加」できるため、スムーズにリストを拡大することが可能です。

効果を高めるポイント

①ターゲティング設定の最適化
公式LINEの友だちになりやすい属性のユーザーを絞り込み、無駄のない広告配信が可能。年齢・性別・興味関心などのデータを活用し、より高精度なターゲティングを実現します。

②インセンティブの活用
「友だち追加で○○プレゼント」「LINE限定クーポン配布」などの特典をつけることで、ユーザーのアクションを促進。これにより、より多くの顧客が公式LINEに登録しやすくなります。

③広告クリエイティブの最適化
ユーザーの関心を引きつけるビジュアルやキャッチコピーを使用し、効果的なクリエイティブを作成することが重要です。動画広告やカルーセル広告を活用することで、さらにエンゲージメントを高めることができます。

2.顧客との継続的な関係構築

公式LINEを活用することで、新規顧客とのつながりを深め、リピーターを増やすことができます。さらに、リピーターが増えることで、LTV(顧客生涯価値)=1人の顧客が生涯にわたって企業にもたらす利益を高めることが可能です。

ここでは、お客様と継続的に繋がるために効果的な施策を2つご紹介します!

①リターゲティング広告の活用

リターゲティング広告は、過去に自社のWebサイトやアプリを訪れたことがあるユーザー、もしくは公式LINEの友だちになったユーザーに対し、再度広告を配信する手法です。

LINE広告では、オーディエンス配信の機能を活用し、こうしたユーザー層をターゲットにした広告配信が可能になります。

例えば、ECサイトで商品ページを閲覧したが購入に至らなかったユーザーに対し、「再入荷のお知らせ」や「期間限定割引」の広告を配信することで、購買意欲を刺激し、コンバージョン率を向上させることが可能です。

活用例:ファッションECサイトの場合

👗 1回目の広告:「新作アイテムが入荷しました!」
👗 2回目の広告(リターゲティング):「カートに入れたままのお気に入りアイテム、今なら10%OFF!」など

💡 ポイント
・商品に興味を持っていたが購入を迷っているユーザーに対し、適切なタイミングでアプローチが可能。
・クーポンや限定セールを訴求することで、購入を後押し。

既存顧客の拡大を狙う「類似配信」

公式LINEの友だちになったユーザーと似た属性を持つ新規ユーザーに広告を配信することで、新規顧客獲得の効率を向上させることができます。

例えば、「過去に公式LINEのクーポンを利用したユーザー」に類似した層をLINE広告でターゲティングすることで、興味・関心の高いユーザーを効率的に獲得することが可能です。

活用例:フィットネスジムの場合

🏋️‍♂️ 類似オーディエンス広告:「〇〇ジム、今なら体験レッスン無料!」
🏋️‍♂️ 公式LINEでフォローアップ:「体験レッスンを予約した方へ、初回割引クーポンをプレゼント!」

💡 ポイント
・LINE公式アカウントの登録者を増やしながら、新規顧客の獲得を促進する。
・すでに興味を持っているユーザーと似た層に配信することで、広告の無駄を削減。

3.効果的なプロモーション

LINE広告と公式LINEを組み合わせることで、新商品やキャンペーンの告知から購買促進まで、一貫したマーケティング施策を実施できます。

成功しやすいプロモーション戦略例

①LINE広告で興味を引き、公式LINEで詳細を伝える
例えば、LINE広告で「新商品発売!」と興味を引き、公式LINEに登録すると「詳細情報+特別クーポン」が届く仕組みにすることで、広告のクリック率と購買率を同時に向上させられます。

②限定キャンペーンで集客を強化
「LINE友だち限定セール」や「LINE登録者だけの特別オファー」などを実施することで、ユーザーの購買意欲を刺激し、コンバージョン率を向上させることが可能です。

③口コミ・紹介施策の活用
LIBOTは、LINE公式アカウントの運用を効率化し、集客・販促をサポートするLINE拡張ツールです。
このLIBOTの機能の1つである「友だち紹介機能」を活用することで、友だち紹介キャンペーンをスムーズに運用し、自然な口コミ拡散を促進できます。
特に、紹介者と被紹介者の両方に特典を付与することで、自然な形での拡散を促進し、ユーザーのエンゲージメントを向上させることができます。

LINE広告導入のステップ

これまで、LINE広告の特徴やメリット、効果などについてご紹介してきました。

ここからは、実際にLINE広告を導入するまでの手順を紹介していきたいと思います!

LINEビジネスIDの取得:まず、LINEビジネスIDを取得します。メールアドレスで登録を行ってください。

広告アカウントの作成:LINEビジネスIDで管理画面にログインし、広告アカウントを作成します。

ここまで進んだ後は、下記の流れで進めていきます。

  • クレジットカードの登録:支払いに使用するクレジットカード情報を登録します。
  • 広告配信の設定:配信する広告の内容やターゲット、予算などを設定し、広告を作成します。
  • LINE Tagの設置:効果測定のため、自社サイトにLINE Tagを設置します。
  • 広告の配信開始:設定が完了したら、広告の配信を開始します。

より詳しい導入方法については、下記の記事をご覧ください!

まとめ

LINE広告と公式LINEを組み合わせることで、新規顧客の獲得からリピーターの育成まで、効果的なマーケティング施策を実現できます。

LINE広告の活用でターゲット層に効率的にアプローチ
公式LINEとの連携で継続的な顧客関係を構築
リターゲティング広告や類似配信で広告効果を最大化

さらには、LIBOTの友だち紹介機能を活用すれば、紹介キャンペーンを自動化し、低コストで新規顧客を獲得することも可能になります!

LINE拡張ツールや、「LINE広告×公式LINE」の組み合わせを活用し、効果的なLINEマーケティングを実践しましょう!

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